研究課題/領域番号 |
16K21299
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
作物生産科学
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研究機関 | 中部大学 (2018) 高知県立大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
田中 守 中部大学, 応用生物学部, 講師 (00612350)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 抗アレルギー作用 / 植物 / 食物アレルギーモデルマウス / RBL-2H3 / Cirsium maritimum Makino / Citrus depressa Hayata / RBL-2H3細胞 / Citrus depressa / Ⅰ型アレルギーモデルマウス / 抗アレルギー活性 |
研究成果の概要 |
高知県は日本でも有数の植物の宝庫であるが、現在に至るまで産業利用の面ではほとんどが未開拓である。それゆえ、詳細な抗アレルギー評価を行い、アレルギー症状の緩和や発症予防のための新たな有効植物資源を見出すことを目的として、素材の探索研究を行った。結果、C.maritumum Makinoの葉(ECMM)とC.depressa Hayataの葉・果皮がin vitro及びin vivoにおいて、抗アレルギー作用を有すること、ECMMの抗アレルギー活性成分がシルシマリチンであることを同定した。さらに、ECMMには腸管及び血清中の抗原特異IgAを増加させる作用があることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、日本人の約50%は何らかのアレルギーを持っており、大きな社会問題となっている。それゆえ、アレルギー症状の緩和やアレルギー発症の予防のための、新たな有効植物資源を見出すことを目的とした本研究は、抗アレルギーを含む免疫の分野への貢献が期待できる。さらに、本研究を通じ、地域性や生産性など、元より素材として大きな可能性を秘めているC.maritumum MakinoやC.depressa Hayataに対して、「健康機能性」という更なる価値を付加していくことにより、高知県、延いては日本の産業振興への貢献の一助になること、アレルギー疾患の予防や改善に貢献することを期待している。
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