研究課題/領域番号 |
16K21418
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験心理学
応用健康科学
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研究機関 | 星薬科大学 |
研究代表者 |
神保 太樹 星薬科大学, 先端生命科学研究所, 客員研究員 (60601317)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | NIRS / 機能性香料 / 感覚器 / 嗅覚 / アロマセラピー / 嗅覚刺激 / 心理作用 / 嗅覚による脳内変化 / トリートメント / ストレス / 精油 / 神経発達学 / 神経可塑性 / 脳神経イメージング / ポータブルNIRS / 嗅覚マッピング / fNIRS / 嗅覚能の可塑性 / 香料機能性 / 心身の健康 / 感覚・知覚・感性 |
研究成果の概要 |
これまで、我々は嗅覚の後天的な学習により匂いに対する反応性が異なることを示唆してきた。今回、嗅覚によって得られる心理学的変化や生理学的変化がその人の経験によって異なるかを検討し、嗅覚を用いた心身の健康増進へ応用可能かどうかについて検討した。通常の対象者においては、ストレス緩和効果などについてはNIRSでも活動量の低下が見られ、鎮静作用とみなせる状態が観察されていた。しかし、アロマセラピスト等の脳内変化は顕著であるが、ストレス緩和作用は比較的軽微にしか得られない可能性があり、長期の香りに対する慣れが、一般的な香料に対する機能性を減弱する可能性があった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、匂いを健康に利用することは、経験則に乗っ取った利用が多く、特に人の職業などのバックグラウンドが、匂いの健康利用にどう影響するかは良くわかっていませんでした。 今回、我々は経験などの個々人の事情によって、匂いから人が受ける影響が変わりうることを示唆しました。またその過程において、食品等に含まれる匂いが人の脳に影響を与えることも示唆しました。 これらのことから、本研究成果は今後、香水や清涼飲料水、食品などの匂いによって人の健康を増進する一助となると考えています。
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