研究課題/領域番号 |
16K21615
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
量子ビーム科学
機能物性化学
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研究機関 | 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発 |
研究代表者 |
阿久津 和宏 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び中性子科学センター(研究開発, 中性子科学センター, 技師 (60637297)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 蛍光プローブ / XAFS / 中性子反射率 / ミセル / イオン分析 / ナノ空間 / EXAFS / 中性子 / ストロンチウム |
研究成果の概要 |
ミセルは水溶液中で有機錯体を安定化する特異なナノ空間を形成することが知られており、我々はそのナノ空間を活用した蛍光分析法の開発を目指した。Sr蛍光プローブBICを合成しそのSr(II)錯体の安定度定数を調べたところ、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)溶液中で安定度定数が一桁高くなることを見出した。EXAFS及びNR法を用いた構造解析により、Sr-BIC錯体はミセル界面でSr(BIC)(SDS)の3元錯体を形成して安定化していることが明らかとなっており、ミセルはSr-BIC錯体と強い相互作用を形成することで水溶液中で安定化し、その結果として蛍光検出能が向上したとの結論に至った。
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