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底生生態系におけるMicrocystisの分解過程と餌資源としての役割

研究課題

研究課題/領域番号 16K21616
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 生態・環境
土木環境システム
研究機関茨城県霞ケ浦環境科学センター(湖沼環境研究室、大気・化学物質研究室)

研究代表者

名尾 祐美 (長濱祐美 / 長濱 祐美 / 名尾祐美)  茨城県霞ケ浦環境科学センター(湖沼環境研究室、大気・化学物質研究室), 湖沼環境研究室, 技師 (00618506)

研究期間 (年度) 2017-02-07 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードMicrocystis / 藍藻類 / アオコ / 底泥 / 分解 / 食物網 / ベントス / 二枚貝 / 栄養塩 / 生態系 / 環境生態
研究成果の概要

霞ヶ浦では藍藻類の植物プランクトンであるMicrocystisを主とするアオコが夏季に発生することがあるが,生態系に与える影響については不明である。本研究では,湖底表層に堆積したMicrocystisの分解と,底生動物による同化に着目して研究を行った。
その結果,底泥とともに沈降したMicrocystisは生物的分解を受けて減少したが,Microcystisに含まれていた炭素と窒素は 底泥中にとどまっていると示唆された。また,ユスリカ幼虫,ドブガイ,マシジミを対象にした摂食実験も行った。今後はこれらの分析を進め,底生生物によるMicrocystis由来有機物の取り込みについて明らかにしていく。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって,湖水中で増殖したMicrocystisが底泥中に堆積していること,また速やかに生物的分解を受けるが,Microcystis由来有機物が底泥中へとどまることが明らかになった。気候変動に伴う藻類の異常増殖は全国の湖沼やダム湖で懸念されており,本研究結果はそれらの湖沼におけるアオコの発生が底泥中に影響を与えている可能性もまた示唆している。今後,一次消費者である二枚貝や堆積物食者であるユスリカに対するMicrocystis由来有機物の移行明らかにすることで, Microcystisの発生が魚類を中心とした湖沼生態系に与える影響を検討する際の有効な知見を提供できるだろう。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] SEASONAL VARIATION AND DECOMPOSITION OF CYANOBACTERIA (MICROCYSTIS SPP.) AT LAKE KASUMIGAURA2018

    • 著者名/発表者名
      YUMI NAGAHAMA, SHUNICH MATSUMOTO, TAKEHIKO FUKUSHIMA
    • 学会等名
      12th International Symposium on Ecohydraulics
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書 2017 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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