研究課題/領域番号 |
16K21686
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験心理学
認知科学
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
渡邉 慶 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター脳情報通信融合研究室, 研究員 (00772740)
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研究協力者 |
平田 雅之 大阪大学, 国際医工情報センター 寄付研究部門, 教授 (30372626)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 神経生理学 / 前頭極 / 前頭連合野 / マルチニューロン活動 / テストバッテリー / 認知 / ニューロン活動 / 認知行動科学 / 局所電場電位 / 認知神経科学 / 前頭葉機能 / 動物行動科学 |
研究成果の概要 |
本研究は、認知資源の神経基盤と配分機構の解明を試みた。本研究では、前頭連合野外側部の尾側(46野、9/46野)と吻側(10野)から記録した、二重課題中の神経活動を解析した。その結果、46野、9/46野のニューロン活動は、課題遂行に必要な情報を強く表象していた。一方、10野では、殆どのニューロンが、課題の遂行に重要な情報を表象するのではなく、試行終了直後に自分が行った行動とその結果の関係性を表象していた。これらの結果から、一部の解剖学的先行研究で示唆されていたように、サルの10野は、複雑な認知情報処理を担う最高次の脳領域とされるヒト10野とは相同の領域ではないことが示唆された。
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