研究課題/領域番号 |
16KK0161
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
システムゲノム科学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
車 兪徹 東京工業大学, 地球生命研究所, その他 (40508420)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
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キーワード | 人工細胞 / 生命の起源 / 脂質膜 / 膜タンパク質 / Cell-Free / 合成生物学 / 脂質合成 / 自己複製 / 生物物理 / ゲノム |
研究成果の概要 |
細胞が自己成長し分裂する機能は増殖に必須な生命の基本的な特徴である。これを人工的に形成した脂質膜小胞の内部で脂質合成を行うことで再現する試みを行っている。本プロジェクトに対し、英ニューカッスル大に滞在し、脂質の過剰生産によりイレギュラーな増殖をするL-formバクテリアの研究に触れ、脂肪酸合成酵素の細胞内局在を可視化した。また、米ハーバード大医学部に滞在し、脂肪酸供給による脂肪膜小胞の形態変化観察を行った。これにより研究背景の基盤を固めて国際的な人脈形成を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自己複製は最も生命らしい特徴であり生命と非生命を隔てる最後の壁である。分子と情報を組み合わせて生命現象を再現する試みは人工細胞研究と呼ばれ、今世紀以降大きく注目されている。自己複製を人工系で再現することは究極的には生命を創造することになり、我々の持つ生命への価値観を大きく変えることになる可能性がある。また、初期地球環境中で生命が如何に誕生したのかを知るための大きなヒントになると考えられる。そのため、学術的社会的なインパクトが大きい。本研究成果により、自己複製の再現化に大きく資する研究結果が得られた。
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