研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
本研究では、救急医療システム・制度や重症救急疾患の治療方法の国際比較、客観的検証に基づく、救急医療体制や治療方法の改善への提言、重症救急疾患の救命率の向上、の達成のための基盤研究を、アジア7カ国の心停止症例データベースPan-Asian Resuscitation Outcomes Study (PAROS database)を解析することで、行った。PAROS databaseは、心停止の国際データベースで、現在アジア7カ国がデータを提供している。今後、中国、インド、等も含めた約10の国が参加を表明している。
世界には、様々な救急医療体制・システムが存在する。救急医療体制・システムは、その国の伝統的な社会制度とも関連することが多い。そのため、詳細データなしに、救急医療システムの優劣を比較検討することは極めて難しく、また適切ではない。重症救急疾患に関わる広範囲の詳細且つ精確なデータ収集・分析により、本邦の救急医療体制・システムや治療方法の客観的検証が可能になる。救急医療分野の学術進歩に貢献するためには、一国のみのデータベースに留まらず、救急医療システムや重症救急疾患に対する治療方法の異なる多国間比較が可能な国際データベースの解析が必要である。引き続き、継続研究が必要である。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 5件、 査読あり 5件、 オープンアクセス 5件)
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