研究課題/領域番号 |
16KT0144
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
食料循環研究
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
宮沢 佳恵 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (40370613)
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研究協力者 |
濱谷 美里
上松 隆太郎
菊地 将太郎
石井 ポーリーン・マリア
スプリンガー ジョーダン・ホワイト
靏田 美優
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 食育 / 消費者 / ミツバチ / 透明マルチ / キノコ / 木質チップ / エディブルスクールヤード / 菜園教育 / パーマカルチャー / ニホンミツバチ |
研究成果の概要 |
世界中に広まっているエディブルスクールヤードは、子供達が自ら栽培、収穫、調理までを行う一貫した食育プログラムである。このプログラムの継続と普及には菜園教育の専門スタッフによるサポート、保護者・地域のサポート、補助金による予算の確保、カリキュラム編成等が必要であり、特に保護者のサポート(労働力として、また寄付金集めも含む)の有無が継続にとって重要であることがわかった。保護者や地域の参加を促す魅力的なプログラム構築のために、分解者としてのキノコの混作やポリネーターとしてのニホンミツバチの飼育、エネルギーを使わず土壌を柔らかくする透明マルチを用いた技術の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
持続的な食糧生産や食料循環を問題意識とした技術開発や社会活動はこれまで多く行われてきたが、問題の解決には消費者が持続的な食料システムを選択し主体的に作り上げることが必要である。消費者が動くための原動力は、物事の良し悪しの知識ではなく、その行動自体が喜びとなり、幸福感をもたらすことである。本研究は、学校教育の中で、正しさとして教えるのではなく、こうした体験がポジティブで幸福度が増加する体験であった記憶を残すという視点から食育プログラムを構築する上で必要となる要素を抽出し、同時に技術開発も行った。
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