研究課題/領域番号 |
17300260
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
鈴木 栄幸 茨城大学, 人文学部, 教授 (20323199)
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研究分担者 |
山下 淳 筑波大学, システム情報工学研究科, 講師 (80345157)
加藤 浩 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (80332146)
舟生 日出男 広島大学, 工学研究科, 准教授 (20344830)
望月 俊男 東京大学, 大学総合教育研究センター, 客員准教授 (50379468)
久保田 善彦 上越教育大学, 大学院・教育研究科, 准教授 (90432103)
稲垣 成哲 神戸大学, 発達科学部, 教授 (70176387)
葛岡 英明 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 助教授 (10241796)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,140千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 1,140千円)
2007年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2006年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2005年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 納得技術 / 多声性 / 思考過程の共有 / マンガベース思考 / CSCL / 対話理論 / CSCLシステム / 納得教育 / 漫画表現 / プレゼンテーション / 納得 / 説得 / 情報教育 |
研究概要 |
本研究では、納得・説得教育のための教育手法の提案と支援システムの開発を目指した。そのために、具体的な納得・説得過程の分析をおこなった。その分析では、大学生がプレゼンテーションを構成する2つの場面を取り上げ、かれらが、どのように他者の納得を引き出すプランニングをおこなうかを、ビデオ分析の手法で明らかにした。その結果、納得プランニングにおいて、関連する人々の人間関係の把握、人々の声の想定、それらの声を用いた対話シミュレーションがなされていることがわかった。この知見に基づいてマンガ表現法というアイデア洗練手法を考案した。この方法は、自分のアイデアを、マンガの形式で表現し、それをもとに振り返りや議論をおこなう手法である。大学生を対象にした複数の授業においてこの手法を実施し、その効果を確認した。その後、その手法の実施を支援するための学習システムVoicingBoardを開発した。VoicingBoardは、マンガの作成を支援するためのネットワークアプリケーションであり、操作性の高いインタフェースを備えるとともに、他者のマンガを参考にして自分のマンガを洗練するための機能(並置モードおよびアクターデータベース)を備えている。システムの評価は、大学生を対象とした情報教育の場として行った。インタフェース評価より、VoicingBoardが、(1)容易に習得可能であり、(2)アイデアのマンガ表現がスムースにおこなえ、(3)完成したマンガを検討・修正することが負荷なくできる、ことが明らかになった。ビデオ分析の結果、VoicingBoardが、納得を構成するための社会的ネットワークを拡げていくことに寄与していることがわかった。実践を通して、システムの改善点も明らかになった。具体的には、(1)授業実践のためには、印刷機能が必須であること、(2)漫画を拡大する機能が必要であること、(3)細かい表現のための画機能が必要であること、等である。これらの機能を追加し、追加の実践評価をおこなった。システム開発と並行して、VoicingBoardを利用した納得・説得訓練の授業案を複数提案し、実践をとおして、手直しをおこなった。研究終了後、これらの実践案とシステムを合わせて、公開する予定である。
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