研究課題/領域番号 |
17320090
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
湯川 笑子 立命館大学, 文学部, 教授 (30309075)
|
研究分担者 |
高梨 庸雄 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 客員教授 (10113812)
小山 哲春 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 准教授 (60367977)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
5,160千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
|
キーワード | 小学校英語 / 評価 / リスニングテスト / スピーキングテスト / 小中連携 / カリキュラム / 到達目標 / 英語活動 / コミュニケーション能力 / 英語教育 / 国際理解教育 |
研究概要 |
これまでの小学校英語教育は、「国際理解」の一助としてといった指導目標は掲げながらも、教室内で実現すべき学年ごとの具体的な到達目標を欠き、したがって到達度をはかることもできずに、手さぐりで授業だけが先行してきた感がある。本研究では、3〜6年生で年間20時間以上英語活動・授業をしている小学校をサンプルとしてとりあげ、小学校英語のこれまでの成果を評価し、その評価結果を基にして小学校英語教育のカリキュラムと中学校英語教育に対する提言をまとめた。 まず平成17年度には、小学校英語教育(活動)の実態を知るために授業観察を行い、同時に100名の担当者(英語専任および担任)の先生が何を到達目標とすべきであると考えているかについてアンケート調査を実施した。その結果と授業観察にもとついて、平成18年度には「YTKリスニングテスト」(7校975名)と「YTKスピーキングテスト」(4校236名)を構築し実施した。最終年度の平成19年度には、特色を異にする母集団から新たに「YTKリスニングテスト」データを収集した(h校46名、i校63名、入学直後の中学生3校514名)。その結果、本研究に参加した生徒は校外で英語学習をしていない生徒も含め、YTKリスニングテストで平均7〜8割を得点するリスニングカを持っているが、まとまった量のテクストを聞き概要をつかむタスクは苦手であることが分かった。また、2人一組でスキャフォールディングのある状況下では、3分間の会話を成立させることができ、独自の会話方略も生み出していた。こうした評価ツールを形成的に使用する妥当性をj小学校で検証した後、小学校英語教育のカリキュラムの提案と中学校英語教育のカリキュラムおよび指導法の提言を行った。
|