研究課題/領域番号 |
17590059
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
益谷 央豪 大阪大学, 生命機能研究科, 助教授 (40241252)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 色素性乾皮症 / 損傷乗り越えDNA複製 / DNA修復 / DNA損傷トレランス / ユビキチン化 / Rev1 / DNAポリメラーゼη / 色素性乾皮症バリアント / DNA複製 / タンパク質間相互作用 / ポリメラーゼ・スィッチング / クロマチン |
研究概要 |
色素性乾皮症バリアント(XPV)群の責任遺伝子産物であるDNAポリメラーゼηは、主要な紫外線損傷であるシクロブタン型ピリミジン二量体を鋳型として正確なDNA合成を行うことにより、紫外線損傷によるDNA複製の阻害を回避し、また、突然変異の誘発を防いでいる。しかし、DNAポリメラーゼη自身のDNA合成能は極めて忠実度の低いものであり、適時適所でのみ限定的に機能すべく制御される必要がある。その制御機構を解明すべく、本課題において、DNAポリメラーゼηと相互作用するタンパク質群の解析を行った。その結果、DNAポリメラーゼηは、Rev1およびRad6/Rad18と相互作用することを複数の手法により明らかにした。Rev1との相互作用は、Rev1を損傷DNA部位へロードするために重要であることを明らかにした。Rev1は他の複数の損傷乗り越えDNAポリメラーゼと相互作用することから、DNAポリメラーゼηが乗り越えることの出来ない種類の損傷に、他のDNAポリメラーゼをロードする過程にこのタンパク質問相互作用が寄与する可能性が考えられる。一方、DNAポリメラーゼηとRad6/Rad18との相互作用は、細胞に紫外線を照射した後のクロマチンDNA上で促進され、その細胞内動態に重要と考えられる。Rad6/Rad18はPCNAをモノユビキチン化するE2/E3であり、PCNAのモノユビキチン化を介して、DNAポリメラーゼηを制御していると考えられる。本研究成果により、損傷乗り越え複製制御機構解明のための端緒が構築されたと考えられる。
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