研究課題/領域番号 |
17791474
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
野中 美保子 長崎大学, 大学院医歯薬学総合研究科, 助手 (40380985)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | 光化学治療 / アポトーシス / HSP |
研究概要 |
1 癌細胞にHSP70を過剰発現させ、その発現をウェスタンブロット解析にて確認し、HSP70発現株を作成。 HSP70が単独に発現するように構築したプラスミドをリポフェクション法にて細胞にトランスフェクションさせ、ウェスタンブロットにてHSP70が発現していることを確認できた。 2 親株とHSP70発現株において、PDTに対する感受性を比較。またアポトーシス誘導率についても検討。 NPe6(レザフィリン)を用いたPDTを親株とHSP70発現株に施した後、生存率を比較した。 親株の生存率に比べると、HSP70発現株は生存率が高かった。 アポトーシスの検出はヘキスト染色、フローサイトメトリーを用いて行った。 両株ともアポトーシスの検出はできたが、親株のほうがアポトーシス誘導率は高かった。 3 親株とHSP70発現株において、抗癌剤によって誘導されたアポトーシスの検出およびCaspaseの活性測定を行う Caspaseの活性測定は蛍光基質法を用いて行った。ここで、実際にHSP70が高発現している細胞においては、アポトーシス耐性機構が確立されていることを確認した。 現在、HSP70発現株において、HSP70と結合しているタンパクをGST pull down assayにて分離し、HSP70と関連しているシグナル経路の同定を行っているところである。
|