研究課題/領域番号 |
17H01164
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
齋藤 義文 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (30260011)
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研究分担者 |
笠原 慧 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (00550500)
横田 勝一郎 大阪大学, 理学研究科, 准教授 (40435798)
平原 聖文 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 教授 (50242102)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
2018年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2017年度: 15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
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キーワード | 質量分析器 / 中性粒子 / マルチターンTOF型質量分析器 / リフレクトロン型質量分析器 / 四重極型質量分析器 / オービトラップ型質量分析器 / ベネット型中性質量分析器 / 人工飛翔体 / 人工飛翔隊 / 磁気圏・電離圏 / 観測装置 / 惑星探査 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は将来の地球の電離圏・磁気圏観測や他天体の周回観測及び他天体への着陸探査を含めた惑星探査に向けた、4種類の人工飛翔体搭載用中性粒子質量分析器を開発することである。4種類の質量分析器に共通の開発項目である中性粒子の電離機構部の開発と、マルチターン型質量分析器と多反射リフレクトロン型質量分析器に共通の開発項目である宇宙機搭載用パルス高圧電源の開発については本研究で予定していた開発は完了できた。「四重極型質量分析器」については、より高性能が期待できる「オービトラップ型質量分析器」の開発に変更したが、4種類の質量分析器については、ほぼ予定していた開発を行うことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまで我が国では開発が遅れていた飛翔体搭載用中性粒子質量分析器を、共通的な事項をまとめて開発することで短期間で開発を進めることができた。飛翔体搭載用中性粒子質量分析器の開発を行うことで、地球、及び他天体の周辺及び上層大気を対象とするほとんどの領域で計測を行うことができる質量分析器が揃うことになり、わが国の将来の惑星探査において世界的な成果を生み出す原動力となる。今回開発した質量分析器は、天体表面固体物質の同位体質量分析器としても使用することができるため、将来わが国が実施するであろう着陸探査で必須となる強力な観測装置が開発できたことになる。
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