研究課題/領域番号 |
17H01214
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体関連化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
梶原 康宏 大阪大学, 理学研究科, 教授 (50275020)
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研究分担者 |
佐藤 あやの 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 准教授 (40303002)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
39,650千円 (直接経費: 30,500千円、間接経費: 9,150千円)
2019年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2018年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2017年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
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キーワード | 糖タンパク質 / 複合型糖鎖 / 糖タンパク質生合成 / 分枝糖鎖 / ゴルジ体 / 糖鎖 / 蛋白質 / 糖 / ゴルジ装置 |
研究成果の概要 |
新規に確立した方法で合成した糖タンパク質をもちいて、水素重水素交換質量分析実験をおこない、糖鎖周辺の重水素化の交換速度が他のタンパク質表面と特異に違うことを見出した。また、化学合成し、かつフォールディングした糖タンパク質を生細胞のゴルジ体内に挿入することに成功した。糖タンパク質の糖鎖周辺のタンパク質表面を疎水性から親水性に変化させ、細胞培養するとN型糖鎖の分枝数の変化がおこることが明らかになった。遺伝子機能欠損によるゴルジ体の変化の構造の詳細を解析した。このゴルジ体の構造の変化によって細胞表面の糖鎖の構造が変化することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNA、タンパク質についで、糖鎖は生体の第3の鎖として、その機能解明の研究が展開されてきた。 しかし、糖鎖は、天文学的な数の異性体を生じるため、その機能解明は困難を極めている。本研究では、タンパク質上の糖鎖が、周りの水と相互作用をすることで、タンパク質の機能を高めているという現象を見出すことができた。その結果、糖鎖と水の相互作用に着目することでこれまで理解できていなかった糖鎖をもつタンパク質の機能、および糖鎖がタンパク質へ与える影響を研究できる基盤ができた。
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