研究課題/領域番号 |
17H01278
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
廣川 二郎 東京工業大学, 工学院, 教授 (00228826)
|
研究分担者 |
永妻 忠夫 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (00452417)
齋藤 美紀子 早稲田大学, ナノ・ライフ創新研究機構, 上級研究員(研究院教授) (80386739)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
45,240千円 (直接経費: 34,800千円、間接経費: 10,440千円)
2019年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2018年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2017年度: 27,690千円 (直接経費: 21,300千円、間接経費: 6,390千円)
|
キーワード | アンテナ / ミリ波 / テラヘルツ |
研究成果の概要 |
シリコンウェハへの耐熱性金メッキプロセスや金ナノ粒子生成等を検討し,320GHz~400GHzの広い周波数で動作するアンテナを試作した。32x32素子アンテナでは実現利得38.0dBiをアンテナ効率約45%で実現し,OOKホモダインシステムにおいて,FECリミットの性能として,距離40cm伝送で最大32Gbit/sが得られた。並列給電スロットアレーアンテナにおけるサイドローブ抑圧構造を実証し,60GHz帯直角座標系2次元直交多重システムにおいて距離40cmに対し伝送量最大化励振を実証した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後の伝送容量の増加のためには,テラヘルツ帯において,シリコンプロセスを用いたアンテナの実現と多値変調伝送の実証に挑戦する必要がある。また,複数ビーム間の空間直交性を用いた多重伝送などのさらなる高機能化も重要である。チップ間等の無線通信応用の可能性を実証できた。高周波を利用することで,数十Gbit/s級の大容量データ伝送に必要な平面アンテナが実現でき,伝送実験による実証も行って,無線通信システムへの適用性を確認した。
|