研究課題/領域番号 |
17H01643
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
辻 正博 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (30211379)
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研究分担者 |
小方 登 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (30160740)
塩沢 裕仁 法政大学, 文学部, 教授 (70414076)
小島 泰雄 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80234764)
福原 啓郎 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (60221537)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
32,240千円 (直接経費: 24,800千円、間接経費: 7,440千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2017年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | 近代以前の中国 / 関津 / 交通路 / 古道 / 中国前近代史 / 関所 / 交通史 / 道路遺構 / GIS / 直道 / 中国大陸 / 潼関 / 中国古代 / 中国古代史 / 中国中世史 / 中国中世 |
研究成果の概要 |
本研究は、コンピュータを用いた地理情報処理(GIS)、種々の歴史写真の分析、中国人研究者との協業による交通史に関わる史跡調査といった多角的な研究手法を組み合わせ用いることにより、古道・関塞(関所、渡し場、橋など)遺址を時間軸・空間軸の双方から分析・考察を行った。地理情報が厳しく制限されている中国大陸をフィールドとする調査において、豊富な情報を含む衛星写真の活用は、従来の研究の限界を打破するのに極めて有用であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、前近代中国の関所・渡し場・橋および交通路を主要な研究対象として、伝世文献・出土資料・現地調査(史跡調査)等から得られるデータに基づき、研究対象となった關津の往時の姿と現在の状況とを明らかにすることを目的とした。1990年代以降、中国大陸では猛烈な勢いで都市の再開発や高速鉄道・高速道路網の整備が推進されており、その地貌は急速に変化している。それに伴い、交通史関連の遺跡が相次いで発見される一方、歴史的に重要な意味をもつ道路遺構が思いがけず破壊されることも間々ある。21世紀初頭のこの時期に本研究を実施し、研究成果をまとめ得たことは、学術的にも社会的にも大きな意義をもつと確信している。
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