研究課題/領域番号 |
17H01742
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
巳波 弘佳 関西学院大学, 工学部, 教授 (40351738)
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研究分担者 |
藤原 明広 千葉工業大学, 工学部, 准教授 (70448687)
内田 真人 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20419617)
藤原 直哉 東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (00637449)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 群集流動 / 劣通信環境 / DTN / 最適化 / アルゴリズム / ネットワーク / ユビキタスコンピューティング |
研究成果の概要 |
大規模災害時の避難誘導のみならず,平常時における群集事故の回避や混雑解消のためにも,群集誘導の必要性が高まっている.そこで本研究では,膨大な数の人が限られた領域に集中し,通信ネットワークが必ずしも十分に機能せず,正確な地図や混雑状況も把握できない状況において,個々人が持つスマートフォンなど携帯通信機器がリアルタイムに移動方向を提示することによって群集全体を適切に制御する,リアルタイム群集流動制御技術の確立を目的として,群集流動制御の数理モデルの構築,制御アルゴリズムの設計を行い,シミュレーションにより有効性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東日本大震災をはじめ,近年世界的に相次ぐ大規模災害や,津波を伴う広域での被災が予想される南海トラフ地震等への対策を通して,災害時の迅速な状況把握・情報共有・適切な避難誘導の必要性が認識されている.また,台風などの自然災害や事故による鉄道やバスなど公共交通機関の麻痺時,都心部の大規模イベント開催時,大規模ショッピングモールの繁忙時など,平常時においても群集事故の回避やスムーズな混雑解消のための適切な誘導の必要性が認識されている.このような状況における群集の流動を制御する方法は,社会的にも必要性が高い.また,群集流動制御に関する理論的アプローチは少なく,得られた知見は学術的にも有益である.
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