研究課題/領域番号 |
17H01752
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
岩本 貢 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (50377016)
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研究分担者 |
四方 順司 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (30345483)
渡邉 洋平 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 助教 (40792263)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
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キーワード | 推測秘匿性 / 情報理論的安全性 / 暗号理論 / 推測アルゴリズム / 情報理論的暗号理論 / 共通鍵暗号 / 秘密分散法 |
研究成果の概要 |
本研究では,近年提案された情報理論的安全性概念である推測秘匿性を深く追求することで,関連分野を含めた暗号理論に新たな展開をもたらすことを目指した.はじめに,推測秘匿性に関するいくつかの定義をあたえ,それらの関係性を調べた.推測秘匿性を満足するいくつかの暗号プロトコルを提案した結果,プロトコルごとに安全性間のギャップの有無が異なることを明らかにした.また,AES暗号にプロービング攻撃を行って鍵を推測するときに必要となる計算時間を計測し,推測と計算量の関係を明らかにした.その他,推測秘匿性を研究するために,完全秘匿性を満たす暗号方式,特に秘密分散法や秘密計算に関するプロトコルをいくつか提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
情報理論的暗号において近年提案された推測秘匿性をテーマとした理論研究を行った.情報理論的暗号は通常,完全秘匿性を要求することが多い.その強力な安全性の代償として,機能や効率に問題がある.そこで完全秘匿性を緩めた安全性概念として推測秘匿性を研究することは重要である.本研究では,推測秘匿性の基礎的・基本的性質やプロトコルを明らかにし,鍵を実際に推測する際の計算時間なども検討した.このように,推測と安全性という暗号理論における基本的な関係を多角的に考察することができた点に学術的な意義がある.推測秘匿性の研究に関連して,完全秘匿性をもつ暗号プロトコルもいくつか提案することができたことも有意義であった.
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