研究課題/領域番号 |
17H01883
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
木山 亮一 九州産業大学, 生命科学部, 教授 (00240739)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 内分泌かく乱物質 / シグナル伝達 / バイオテクノロジー / 遺伝子発現 / 天然化合物 |
研究成果の概要 |
本研究では、エストロゲン様化学物質の解析を通して細胞増殖などの細胞機能と脳の性分化などに関わるシグナルクロストーク機構を明らかにすることを目標にし、(1)シグナルクロストーク機構の解析、(2)シグナルクロストーク機構の検証、(3)脳の性分化におけるシグナルカスケードの解析、(4)天然及び合成化合物を用いたシグナルクロストーク機構の検証、の4つの項目について研究を実施した。成果として、内分泌かく乱作用に関わるシグナルクロストークに関するカスケードとシグナル伝達タンパク質に関する情報を得ることができ、さらに天然物の解析を行うことで本研究の成果を創薬や食品などで利用するための基盤が構築できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として、学術的な成果として、細胞レベルで内分泌かく乱作用に関わるエストロゲンシグナルクロストークに関するシグナル伝達カスケードとそれに関わるタンパク質に関する情報を得ることができた。さらに、脳の性分化に関わるクロストークについて解析を行うことで、生体レベルにおける情報も得ることができた。さらに、刺激とする化合物としてエストロゲン様の活性を有する天然物や合成化合物を用いることで、エストロゲンとは異なるシグナル伝達経路やメカニズムについて情報を得た。したがって、創薬や健康食品などの製品化に役立つ基盤を作ることができ、単に学術的な成果だけでなく、社会的にも有用な情報を得ることができた。
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