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雁皮紙および三椏紙の超長寿命化のためのヘミセルロースの役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17H02012
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 文化財科学・博物館学
研究機関東京藝術大学

研究代表者

稲葉 政満  東京藝術大学, 大学院美術研究科, 教授 (50135183)

研究分担者 大原 啓子 (貴田啓子)  東京藝術大学, 大学院美術研究科, 助手 (20634918)
勝亦 京子  東京藝術大学, 大学院美術研究科, 講師 (70313319)
研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2017年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
キーワード雁皮 / 三椏 / 和紙 / ヘミセルロース / 耐久性 / 柔細胞
研究成果の概要

強いアルカリである苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)で煮熟して製造した雁皮紙および三椏紙は、ソーダ灰(炭酸ナトリウム)で煮熟して製造したものよりも、硫酸鉄溶液処理後の湿熱劣化処理により鉄イオンの影響を大きく受け、酸化度は増加し、諸物性値も大きく低下した。その際にヘミセルロースの主成分であるキシラン量も低下しているが、キシランが楮紙の時のように、雁皮紙および三椏紙の保存性に寄与しているかどうかは本研究では明かにできなかった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

強いアルカリである苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)で煮熟して製造した雁皮紙および三椏紙は、ソーダ灰(炭酸ナトリウム)で煮熟して製造したものよりも、硫酸鉄溶液処理後の湿熱劣化処理により鉄イオンの影響を大きく受け、酸化度は増加し、諸物性値も大きく低下した。その際にヘミセルロースの主成分であるキシラン量も低下しているが、キシランが楮紙の時のように、雁皮紙および三椏紙の保存性に寄与しているかどうかは本研究では明かにできなかった。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 雁皮紙の酸化劣化に及ぼす煮熟剤の影響2018

    • 著者名/発表者名
      岩田直美、貴田啓子、関 正純、稲葉 政満
    • 学会等名
      マテリアルライフ学会第22回春期研究発表会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2021-02-19  

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