研究課題/領域番号 |
17H02038
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
李 皓 静岡大学, 情報学部, 准教授 (20411332)
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研究分担者 |
笹原 恵 静岡大学, 情報学部, 教授 (40237813)
市川 学 芝浦工業大学, システム理工学部, 准教授 (60553873)
遊橋 裕泰 静岡大学, 情報学部, 教授 (90627374)
藤岡 伸明 静岡大学, 情報学部, 准教授 (40799962)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2017年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 社会調査 / 人口推定 / 地方都市 / エージェントベースモデル / シミュレーション / エージェントベースモデリング / マイクロシミュレーション / 人口政策 / エージェントベースシミュレーション / SA法 / ゲーミングシミュレーション |
研究成果の概要 |
我々は静岡県の主要な地方都市である静岡市及び浜松市の市民に対し、大規模な郵送調査を行い、自然動態及び社会動態に関わる諸要因について調査した。その結果に対して統計モデルを用いて検証した結果、都市の性質ではなく、市民の個人属性及び地域の性質により、結婚・出産・転居などの意思決定が行われることを明らかにした。 また、これらの調査票に基づく市民の行動モデルを構築した。それを国勢調査による統計値で合成した個人・世帯のデータに適用し、人口推定モデルを構築した。その結果、既存手法と比べて推定精度に問題はなく、結婚率の減少によって、予想以上に人口減少する可能性を発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的な意義として、既存のコーホート法と比べ、市民を数字で捉えるのではなく、アンケートデータ及び国勢調査データに基づくエージェントベースモデルを構築し、市民の属性や行動のディテールを捉え、予測精度を担保しつつ、既存の手法とは異なるアプローチで人口動態要因の分析及び予測を可能にしたことである。 社会的な意義として、現代社会における少子高齢化問題の原因やその対策についてより緻密に分析することができることは、日本に限らず、世界的にも社会的なニーズの高い研究であると考えられる。
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