研究課題/領域番号 |
17H02045
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
狩川 大輔 東北大学, 工学研究科, 准教授 (40436100)
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研究分担者 |
高橋 信 東北大学, 工学研究科, 教授 (00243098)
大橋 智樹 宮城学院女子大学, 学芸学部, 教授 (00347915)
青山 久枝 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, 電子航法研究所, 上席研究員 (40392790)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | レジリエンス / 認知タスク分析 / 安全マネジメント / Safety-II / 航空管制 / ヒューマンファクターズ / FRAM / ヒューマンファクター / 安全 / 認知モデリング |
研究成果の概要 |
状況変化や不測の事態に対する人・組織・システムのレジリエンスを高めることによる大規模複雑システムの安全性向上の支援を目的として、複雑システムの典型例である航空管制業務を対象に、多様かつ変化する条件下で日々の成功裏のオペレーションを支えている航空管制官の能力や備えを抽出・整理する手法の開発を行った。また、得られた知見をFunctional Resonance Analysis Method(FRAM)を用いて記述する手法を開発し、日常業務がなぜ上手くいくのかを説明するという方向からのモデル構築を行った。これらの研究を通じて、システムのレジリエンスを分析する上での基礎となる手法と知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、失敗面だけではなく成功面にも着目して教訓を得ることにより、複雑システムの一層の安全性向上を目指す新たな安全の考え方(Safety-II)が提唱され、注目を集めている。しかしながら、日常業務の成功裏の遂行を支えている要因をどのようにして抽出・整理するかなど、その実用化に向けた課題は未だ少なくないのが現状である。本研究を通じて得られた成果は、様々な条件変化の中で行われている日々の業務がなぜ上手くいくのかの明示的な説明とモデル化に資するものであり、システムの変化への適応能力(レジリエンス)を分析する上での基礎となる知見である。
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