研究課題/領域番号 |
17H02104
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 公益財団法人国際科学振興財団 |
研究代表者 |
赤池 敏宏 公益財団法人国際科学振興財団, その他部局等, 主席研究員 (30101207)
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研究分担者 |
後藤 光昭 公益財団法人国際科学振興財団, その他部局等, 主任研究員 (80235001)
関 禎子 公益財団法人国際科学振興財団, その他部局等, 研究員 (90773309)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
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キーワード | キメラ抗体 / 糖鎖高分子 / 上皮間葉転換 / EMT / 生体認識 / バイオマテリアル / カドヘリンキメラ抗体 / 上皮間葉転換反応 / 炭酸アパタイトナノ粒子 / 遺伝子送達 / DDS / GDS / 上皮-間葉転換反応(EMT) / カドヘリン / 分子認識 / ターゲッティング / 線維症 / 再生医工学材料 / 肝線維症 / 肺繊維症 / 腎線維症 |
研究成果の概要 |
EMT(上皮間葉転換)現象の際に細胞上で変化するカドヘリンに相互作用できるE-cad-FcおよびN-cad-Fcを開発した。細胞のEMT前後で、E-cad-FcおよびN-cad-Fcとの相互作用が変化し、それぞれのカドヘリン変化に対応していることが明らかになった。炭酸アパタイトナノ粒子は、DNAやsiRNAなどの送達に適していたが、そのサイズコントロールは、非常に難しく目的としていた線維症モデル動物の治療までを検討することは出来なかった。糖鎖高分子でコートした炭酸アパタイトナノ粒子を用いて細胞認識の変化が観察できたことより、これを詳細に検討すれば良好な医療デバイスへと昇華させうると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞の上皮間葉転換反応EMTを伴う繊維症治療デバイス開発のため、EMTの際に細胞上のカドヘリン分子が変化することに着目し、これらを認識できるキメラ抗体を開発した。これにより、EMT現象から線維化にいたる細胞の変化およびその機能を明確に確認するツールが入手できた。従って、このカドヘリンキメラ抗体によるEMT認識技術を発展させれば、これまで不可能とされてきた線維症の治療デバイスを開発することが可能となる。これが実現できれば大きな社会的意義をもつと考えられる。
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