研究課題/領域番号 |
17H02134
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
建内 宏重 京都大学, 医学研究科, 准教授 (60432316)
|
研究分担者 |
市橋 則明 京都大学, 医学研究科, 教授 (50203104)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2017年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
|
キーワード | リハビリテーション / 変形性股関節症 / 予防 / 理学療法 / 進行予防 / 歩行 |
研究成果の概要 |
従来、申請者らが実施している変形性股関節症の進行予防に向けた前向きコホート研究の長期フォローアップを行い、疾患進行に関わる危険因子の特定と、その危険因子間の関連性の解析、危険因子に基づいた患者のサブグループ化などを行った。 患者群は3グループに分類され、グループ1は比較的若年で歩行に関わる股関節累積負荷の増大を特徴とし、グループ2は比較的高齢で脊柱柔軟性低下や関節裂隙の狭小化を有していた。また、グループ3は脊柱、特に胸椎のアライメント異常と柔軟性低下を併せ持っていた。異なる危険因子を持つ複数のサブグループの存在が明らかになったことは、疾患進行予防に向けた治療戦略立案に重要な知見である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
変形性股関節症は中高齢者が患う慢性進行性の疾患であり、その進行予防は極めて重要な課題である。本研究課題では、同一の疾患名のもとでも、機能障害および疾患進行リスクに基づくて、複数のサブタイプが存在することが明らかとなった。疾患進行予防策を講じる場合、一般的には広く画一的なアプローチになりがちであるが、サブタイプの存在が明らかになることによって、タイプに応じた予防策の立案と実施が可能となる。本研究成果を基に、今後、臨床介入試験を実施しその妥当性や介入効果を検証していく必要がある。
|