研究課題/領域番号 |
17H02439
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
|
研究機関 | 国立歴史民俗博物館 |
研究代表者 |
関沢 まゆみ 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (00311134)
|
研究分担者 |
武井 基晃 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (00566359)
宮内 貴久 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (10327231)
新谷 尚紀 國學院大學, 文学研究科, 客員教授 (80259986)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
|
キーワード | 葬儀の変化 / 地域社会 / 相互扶助の喪失 / 組のつきあい / 葬儀社 / 民俗行事 / 先祖祭祀 / 伝承力 / 伝承維持力 / 民俗 / 相互扶助 / 伝統行事 / 葬儀変化 / 相互扶助の動揺 / 門中 / 宮座 / 花田植え / 地域差 / 民俗学 |
研究成果の概要 |
葬儀の変化とその地域社会の対応は多様である。土葬から火葬への変化による九州南西部の大型納骨堂建設、近畿農村の両墓制の消滅、また自宅葬からホール葬への変化による、北関東農村にみる組のつきあいの消滅、秋田県下の霊送り習俗の消滅などがある。一方、葬儀の変化は起こっても村落の伝統的な民俗行事のうち、花田植などの指定無形文化財、盆行事、沖縄の清明祭や十六日祭など先祖祭祀に関する民俗は、比較的強い伝承力を維持している。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
葬儀の変化の画期は、組の相互扶助による葬儀から葬儀社委託へ(1990年前後から)、自宅葬からホール葬へ(2000年以降)という2つが大きかった。葬儀における相互扶助の消滅が人びとの生活にどのような影響を与えているのか、地域の伝統的な民俗行事の継承の観点から調査した結果、葬儀変化への対応の地域差、そして葬儀は合理化されても死者や先祖の霊魂祭祀の行事は比較的強い伝承力を有していることが指摘できた。
|