研究課題/領域番号 |
17H02518
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
|
研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
中島 賢太郎 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 准教授 (60507698)
|
研究分担者 |
齊藤 有希子 (梅野有希子) 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (50543815)
井上 寛康 兵庫県立大学, シミュレーション学研究科, 准教授 (60418499)
岡崎 哲二 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (90183029)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
|
キーワード | イノベーション / 空間経済学 / 集積の経済 / 産業集積 / 経済史 |
研究成果の概要 |
本研究課題の目的は、日本における長期のイノベーション活動について、その空間的趨勢を実証的に捉えることであった。そのため、日本の戦前期における特許書誌情報の電子化によって、長期のイノベーション活動を定量的に把握した。また、そのデータによって、日本の戦前期におけるイノベーション活動の空間的趨勢について分析を行った。特に、共同研究関係の地理的特性に注目して分析を行うことで、当時のイノベーション活動が既に大都市に集中していたこと、期間を通じて共同研究が増加していたこと、また、共同研究を行う範囲が地理的に近接していたことなど、戦前期におけるイノベーション活動の地理的分布についての新たな発見を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題は、イノベーションについて、空間経済学的観点から実証的に検証したものである。イノベーションが経済成長の主要なエンジンであることは多くの経済学者のコンセンサスとなっており、その理解は学術的にも政策的にも重要である。本研究課題では、戦前期においてイノベーション活動が空間的に集積していたこと、また、特に共同研究関係に強い集積が見られたことが明らかになった。また、本研究課題によって構築された戦前期特許書誌情報データベースはその基礎となるものであり、このデータベースを用いて今後さらなる研究が期待できる点でも重要な意義があると考える。
|