研究課題/領域番号 |
17H02771
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用物性
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
佐々木 史雄 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 上級主任研究員 (90222009)
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研究分担者 |
柳 久雄 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (00220179)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 有機半導体レーザー / ダブルヘテロ構造 / スライドボート法 / (チオフェン/フェニレン)コオリゴマー / 微小共振器 / (チオフェン/フェニレン)コオリ ゴマー / ダブルへテロ構造 |
研究成果の概要 |
有機半導体レーザーの実現を目指して、スライドボート法でのダブルへテロ積層構造の作製に取り組んできた。本研究開始時には単結晶的なダブルヘテロ構造が担保できる領域が小さく、電流リークの無いLED作製が困難であった。この改善のため、スライドボート装置のルツボ周辺の改良を進め、単結晶的ドメインの大きな積層膜を形成する事を目指し、これに微小共振器形成プロセスを施し、発振閾値の低い電流注入型LD構造を形成する。さらに電極付近周辺にp,nドープした(チオフェン/フェニレン)コオリゴマー(TPCO)材料での積層構造を形成し、素子全体の低抵抗化を進め、有機LDの実現を図る事を目的として研究開発を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機ELの実用化が着実に進んできており、より高輝度が必要とされる照明分野においても、既に蛍光灯を上回る高輝度光源も実現している。一方無機半導体からなるLDによる照明応用も省エネルギーの観点から期待されてきている。より低コスト・省エネルギープロセスでの製造ができる有機半導体での電流注入型レーザーの実現による照明応用も期待できる。我々は光学特性,伝導特性共に有機半導体として優れた特性を有している、結晶性有機半導体材料TPCOについて研究を進めてきた。この有機半導体材料特性を保持したまま、半導体レーザー共振器が形成できれば、電流注入発振も十分に起きうる水準になってきておりその実現を目指した。
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