研究課題/領域番号 |
17H02880
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
奥村 恭幸 東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 准教授 (90779266)
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研究分担者 |
石野 雅也 東京大学, 素粒子物理国際研究センター, 教授 (30334238)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | LHC-ATLAS実験 / ミューオントリガー / Associative Memory / 高速パターン認識技術 / 高輝度LHC実験 / システム制御 / System-on-a-chip / LHC-ATLAS 実験 / 制御の高輝度化 / 高輝度 LHC 実験 / System on chip / 高輝度 LHC |
研究成果の概要 |
高輝度LHC実験ではドリフトチューブ検出器を用いた精密飛跡リアルタイムデータ解析の運用を予定する。そのための新しい飛跡再構成技術として、高エネルギー実験において使用実績があるAssociative Memory(AM)を応用した高速パターン認識・飛跡再構成アルゴリズムの開発・実証を行った。保存可能なパターン数の要求を満たすAMチップが実現されれば直ちに実現可能な段階までに至った。一方システム実装に向けた制御システムの高度化も本研究によって達成された。高輝度LHCのミューオントリガーシステムに実装される制御系が完成し、多くの新しいアイデアに基づく制御技術・システムデザインが開発・実装された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高輝度LHC実験が2029年から開始されヒッグス真空の研究や超対称性の探索が進む。ミュー粒子トリガーの高度化により高輝度LHCデータをリアルタイムで解析し物理研究を最大効率で遂行する。最大200の陽子衝突が重なる解析が困難な状況で、オンラインでミューオンの再構成を、従来の技術よりも高性能で実現するための要素技術の開発が達成された。近年一般的に重要度が増すリアルタイム解析の共通と成りうる要素技術や開発ノウハウが獲得された。また実装の観点で重要となるトリガー電子回路制御技術の高度化も達成された。高エネルギー加速器実験に共通な要素技術の開発で、物理実験コミュニティーで得られた知見が共有される。
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