研究課題/領域番号 |
17H02955
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
固体地球惑星物理学
|
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
篠原 宏志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 首席研究員 (80357194)
|
研究分担者 |
森田 雅明 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 研究員 (40805149)
風早 竜之介 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (50637379)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
|
キーワード | 火山ガス / 噴火 / 火山 / 火山ガス組成 |
研究成果の概要 |
噴火を繰り返す火山において、マグマ脱ガス圧力の変化に敏感なガス組成の連続観測手法と解析手法の開発を行った。火山ガス中SO2/H2S比の大きな変動が2014-2015年の阿蘇火山の噴火中や噴火を繰り返している桜島において、噴火活動の変化に伴って観測され、火山ガス組成がマグマ脱ガス圧力の変動に敏感であることが示された。特に阿蘇火山においてはCO2/SO2比の変動との相関も同時に観測され、噴火中に火道内の異なる深さから気泡が上昇していることが示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
火山災害の軽減のためには、火山噴火の発生やその活動の変化に先立って起きる現象を把握することが必要である。本研究では火山噴火現象の推移や発生条件の変化を理解するために、噴火を繰り返す火山などで火山ガス組成変化の観測を行い、その変化原因を解析を行った。本研究では特にマグマの脱ガス圧力の変動に起因して生ずる火山ガス組成の変化に注目し、観測・解析を実施した結果、阿蘇や桜島の噴火活動期にはマグマ脱ガス圧力変動に起因すると考えられる、火山ガスのSO2/H2S比の大きな変動を検出した。
|