研究課題/領域番号 |
17H02985
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
境 毅 愛媛大学, 地球深部ダイナミクス研究センター, 准教授 (90451616)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 圧力スケール / 状態方程式 / 高圧発生技術 / 2段式ダイヤモンドアンビルセル / トロイダル型ダイヤモンドアンビルセル / 凸型ダイヤモンドアンビルセル / 2段式ダイヤモンドアンビルセル / 集束イオンビーム加工装置 / マルチメガバール / 超高圧発生 / サブテラパスカル / ナノ多結晶ダイヤモンド(NPD) |
研究成果の概要 |
トロイダル型ダイヤモンドアンビルセルを用いて、地球中心圧力を超える圧力領域でのMgO, Pt, Re, Cu, W, Au, Moといった各種圧力スケール物質の同時圧縮実験を行った。これらの物質の高圧下における体積-体積関係をもとに、絶対圧力スケールとして最近報告されたCuおよびAu, Ptのランプ圧縮実験にもとづく新しい圧力スケールについて、相互の整合性について検証を行った結果、400~500 GPa領域においてPtはCuスケールに対し5%程度高い圧力を示すが、一方でAuスケールは低めとなり、Cuスケールはその中間的値をとることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、400万気圧領域でのMgO, Pt, Re, Cu, W, Au, Moといった様々な圧力標準物質の同時圧縮実験を行い、各種圧力スケールの相互関係を明らかにすることに成功した。地球中心圧力(365万気圧)を超えるような圧力における物質科学は、地球よりも大きな惑星(巨大ガス惑星やスーパーアースなどの系外惑星)の深部の知見を与えるという地球惑星科学的な側面と、400~500万気圧で起こるとされる水素の金属化に代表されるような高圧物性物理学の側面を併せ持っている。本研究成果は、それらの研究分野での実験圧力値の信頼性や整合性という根本的に重要な情報を提供する。
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