研究課題/領域番号 |
17H03261
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
山田 寛喜 新潟大学, 自然科学系, 教授 (20251788)
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研究分担者 |
村松 正吾 新潟大学, 自然科学系, 教授 (30295472)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | MIMOレーダ / モーションセンシング / 仮想アレー / ドップラ周波数推定 / ミリ波レーダ / スパース信号処理 / イメージングレーダ / マイクロドップラ / センシング / MIMO / レーダ / スマートセンサ情報システム |
研究成果の概要 |
本研究は,ミリ波レーダによる人物等のモーション・センシングの実現を目指し,位置や動きの検出のみならず,動作の同定を通して,生活をより豊かにし,安全を確保するライフサポートシステムとして実用に資するセンサを開発することを目的とした.その実現のため,少ない素子数で飛躍的に空間分解能の改善が可能となる仮想アレー技術を開発し,試作レーダによる実験でその有効性を示した.さらにMIMO時に問題となる検出可能となるドップラ周波数の限界を拡張する推定手法を考案した.また,ターゲット認識のための特徴量としてドップラ周波数の時空間広がりに着目し,機械学習等との比較検討を行い,その有効性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,MIMOレーダと呼ばれる少ない送受信アンテナ数で,より大規模なレーダ同等の性能を実現する信号処理処理法を,ある条件を満たす不等間隔アレーを用い,かつ人物のように動きのあるターゲットの検出を目的とした場合,飛躍的に向上できることを明らかにし ,実験によりその有効性を実証した.また,ターゲットの速度推定範囲を広げる信号処理法を考案し,提案レーダ方式の適用範囲を広げた.またターゲットのドップラ周波数の時空間分布を用いた動作や識別性能の向上が可能となることを,屋内人物動作実験(座る,立つ,転ぶなど)や交差点での歩行者,自転車,自動車の識別実験を通して実証した.
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