研究課題/領域番号 |
17H03266
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
守倉 正博 京都大学, 情報学研究科, 教授 (20467400)
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研究分担者 |
山本 高至 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (30423015)
西尾 理志 東京工業大学, 工学院, 准教授 (80711522)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | ミリ波通信 / 無線ネットワーク / 通信品質予測 / プロアクティブ制御 / 機械学習 / コンピュータビジョン / 深層学習 / 強化学習 / 教師あり学習 / 通信制御 / 無線アクセス / 深度カメラ / 空間センシング / RGB-Dカメラ / 確率幾何学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、ミリ波通信をはじめとする高周波帯無線通信における見通し通信路遮蔽等の本質的課題を3次元空間情報を活用することで解決し、途切れない信頼性の高い無線通信ネットワークを実現することである。特に機械学習を応用することで、3次元空間情報を内包するRGB画像や深度画像などから直接的に無線通信品質、具体的には将来(数百ミリ秒先)の受信電力やスループットを正確に予測することを可能とした。加えて、予測情報に基づき通信品質を向上するプロアクティブ制御技術を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、3次元センシング情報をもとに無線通信品質を予測・制御するという新たな視座をもたらした点にある。従来では、電波伝搬モデルから通信品質モデルを構築してきたが、複数の基地局・端末・遮蔽物が存在する環境で、動的に変化するミリ波通信品質を高精度に予測することは難しかったが、物体の位置関係や移動を正確に推定できるカメラを用いることで高精度な予測が可能となった。また、本研究の産業的意義としては、ARやVR、4K/8K映像配信など広帯域かつ途切れないことが要求される次世代サービスに向け、安定大容量な無線通信の提供を可能としたことであり、Beyond 5Gや6Gの実現に寄与するものである。
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