研究課題/領域番号 |
17H03267
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
貴家 仁志 首都大学東京, システムデザイン研究科, 教授 (40157110)
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研究分担者 |
渡邊 修 拓殖大学, 工学部, 准教授 (30384697)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 画像暗号化 / 圧縮可能暗号化 / JPEG / 情報セキュリティ / SNS / クラウド / 信号処理 / 画像圧縮 / 暗号化 |
研究成果の概要 |
クラウド環境の普及に伴い、種々のデータ処理をクラウド環境において実行することが可能となった。しかしプロバイダーの信頼性の不十分さや事故によって、不正データ使用、データ流出やプライバシーの侵害など、データユーザにとって深刻な種々の問題が未解決な状態にある。そこでencryption-then-compression (EtC),と呼ばれる圧縮可能な画像暗号化法について研究を行った。この暗号化法は、暗号化画像を直接圧縮できるために、クラウドプロバイダーに、画像の視覚情報を非公開にすることを可能にする。さらに提案法がジグソーパズル解法を含む種々の攻撃法に対して十分なロバスト性を有することを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により得られた結果及びその独創性は次の通りである. (a)国際標準の画像圧縮方式に適用可能な暗号化法を世界で初めて提案した. (b)ジグソーパズル解法を世界で初めて攻撃として捉え,暗号化の安全性を評価した. また本研究の意義は次の通りである.(a)圧縮の前に暗号化処理が実行でき,プロバイダーの信頼性が低い場合にも,画像の持つプライバシーの保護や不正利用の防止が可能となる.(b)国際標準の圧縮方式が適用可能であり,広く技術が社会に普及することを期待できる. (c)暗号化処理,情報圧縮分野の融合に相当し,これらの分野の研究に新しい視点を与え,さらに学術的に新しい分野を拓くことが期待できる
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