研究課題/領域番号 |
17H03274
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
木寺 正平 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (00549701)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | マイクロ波画像診断 / レーダ信号処理 / 逆問題解析 / マイクロ波がん治療 / 画像化 / 複素誘電率 / 計測工学 / 医用画像診断 / マイクロ波トモグラフィ / 複素誘電率画像化 / 信号処理 / 深層学習 / 乳がん診断 / 癌治療 / マイクロ波生体計測 / 乳がん検知 / 逆散乱問題 / 逆散乱解析 / マイクロ波癌治療 / 逆産卵問題 |
研究成果の概要 |
本研究は,マイクロ波UWB(Ultra Wideband)レーダにおける生体医療診断及び治療のための,従来の空間分解能・精度を超える生体内部画像化法を構築することである.独自のレーダ画像化法を内部画像化へ拡張させることで,従来レーダ方式である合成開口処理法では得られない画像化精度を達成させるとともに,トモグラフィ方式を融合させることで,従来の複素誘電率再構成精度を改善させることを示した。またマイクロ波治療においては、より少ない先見的な情報で焼灼範囲をリアルタイムで再構成する手法を構築し,シミュレーション及び実験により、その有効性を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題で提案した手法は,独自のRPM法とトモグラフィ法を統合する方法であり,その学術的独創性は高く,その成果は複数の論文誌や国際会議で論文賞を受賞するなど,国内外で高い評価を得ている.また特にマイクロ波による癌診断技術は、既存のX線診断と比較して、安全性・コスト・簡便さなどに優れた高頻度スクリーニング技術として有望であり,実機実験による実証を含めた本課題の成果は,同技術の実用化に向けての重要な進展を得もたらすと予測する.今後は,レーダ方式とトモグラフィ方式の統合に関する検討を実機実験及び臨床データにより確認していくことが重要である.
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