研究課題/領域番号 |
17H03290
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 長岡工業高等専門学校 |
研究代表者 |
村上 祐貴 長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 准教授 (70509166)
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研究分担者 |
井山 徹郎 長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 准教授 (00452087)
池田 富士雄 長岡工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (30353337)
外山 茂浩 長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (60342507)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
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キーワード | 打音点検 / 暗黙知 / 形式知化 / 自己組織化マップ / 欠陥検知率 / 共通技能 / 打撃動作 |
研究成果の概要 |
本研究では、既設構造物の打音点検熟達者から打音点検における共通技能を抽出し、形式知化することで熟達点検者から経験の浅い点検者へのシームレスな打音点検技能獲得プロセスの体系化を図ることを目的とする。これまで熟達者固有のものであった打音点検に関する暗黙知を、各種センサーを用いて可視化し、自己組織化マップを用いて熟達者に共通する暗黙知を抽出、形式知化した。また、形式知化した暗黙知をもとに、姿勢推定ライブラリを用いて可視化された動作をフィードバックしながら訓練を重ねることで早期に安定した打撃動作の獲得に繋がることを示すとともに、欠陥検知率向上に資する打音点検ハンマーを試作し、一定の効果を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では各種センサーを用いて熟達点検者の打音点検における暗黙知を可視化し、超多次元のビッグデータを、人間を凌駕する高精度でパターン認識することが可能な自己組織化マップを用いることで属人化された暗黙知の中から熟達者に共通する暗黙知を抽出し、形式知化した。打音点検技能の伝承を体系化する試みは未踏領域であり学術的意義は大きい。本研究課題の達成は全国的に喫緊の課題である熟達点検者不足の問題解決に資するものである。また、打音検査は各種車両点検等、他分野でも適用される点検方法であり、打音点検技能の獲得プロセスの体系化は他分野にも水平展開が可能であり、学術的、社会的波及効果は計り知れない。
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