研究課題/領域番号 |
17H03303
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
後藤 聡 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (80303395)
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研究分担者 |
林 信太郎 秋田大学, 教育学研究科, 教授 (90180968)
若井 明彦 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (90292622)
佐藤 剛 帝京平成大学, 現代ライフ学部, 教授 (00468406)
土志田 正二 総務省消防庁消防大学校(消防研究センター), その他部局等, 研究員(移行) (20526909)
木村 誇 国立研究開発法人防災科学技術研究所, 気象災害軽減イノベーションセンター, 特別研究員 (90758559)
北爪 貴史 東電設計株式会社(新領域研究開発推進室), 新領域研究開発推進室, 課長 (20793269)
檜垣 大助 弘前大学, 農学生命科学部, 教授 (10302019)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | 斜面災害 / 火山砕屑物 / 火山灰 / 表層崩壊 / リスクマップ / 斜面崩壊 / 火山噴火史 / 地形 / 噴火史 / 火山堆積物 / 降下テフラ被覆斜面 / 火山灰土 / 化学特性 / 降雨特性 |
研究成果の概要 |
近年火山地域において、甚大な斜面災害が頻発している。平成25年伊豆大島豪雨災害、平成2年・平成13年・平成24年における熊本県阿蘇地域で発生した降雨による斜面災害などである。平成28年熊本地震や平成30年北海道胆振東部地震では、火山地域において地震による斜面災害が多発した。これらの斜面災害の主な原因となっているのは、斜面上に堆積している不安定な火山砕屑物(かざんさいせつぶつ、次頁で説明)の崩壊である。 どのような理由で斜面崩壊が発生するのか、どこで発生しやすいのか、といった基本的な問いに答えることが、研究開始当初の目的の一つであった。この問いに対して、ある程度の答えを示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は、火山噴火史や地形学の情報を取り入れて、斜面崩壊の原因となる不安定な火山砕屑物が斜面のどこにどれくらい存在しているのかを考察したことにある。特に、アイソパックマップ(次頁で説明)を斜面安定問題に利用した例は初めてではないかと思われる。さらに、不安定な火山砕屑物が渓流をどのように流下するのか、シミュレーション解析を行ったことである。 本研究成果の社会的意義は、斜面崩壊による土砂流下のシミュレーション方法を提示し、斜面災害リスクマップの開発方法を提案したことである。さらに、火山地域だけでなく、花崗岩地域においても激甚化しているまさどの斜面災害にも適用可能な技術である。
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