研究課題/領域番号 |
17H03328
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
佐藤 久 北海道大学, 工学研究院, 教授 (80326636)
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研究分担者 |
羽深 昭 国立研究開発法人国立環境研究所, 地域環境研究センター, 特別研究員 (30735353)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | センサ / 土木環境システム / 環境分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、三価のヒ素、ノロウイルス、カドミウムイオンのDNAアプタマーを用いて、これら水質汚濁物質の簡易センサーを開発した。検出限界値は、ヒ素センサーで10.2 μg/L、ノロウイルスセンサーで10^5個/mL、カドミウムセンサーで2 μMであった。このように、本研究では、IoT技術の基盤となるDNAアプタマーを用いた網羅的水質センサを開発する、という所期の目的を達成できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、水質を一斉分析できるマルチセンサを開発することができるようになる。このマルチセンサは、井戸や上水道施設でオンサイトで水質を分析することを可能にする。さらには、IoT技術を用いて水道事業者が水質を遠隔監視できる技術の開発に道筋を付けられる。現在、遠隔監視可能な水質は濁度、色度、水温、遊離塩素程度に限られており、このようなマルチセンサが開発されれば、多種類の水道水質項目を高頻度、広範囲、低コストで遠隔監視できるようになり、水道水の安全性を高い信頼性で確実に担保できるようになる。
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