研究課題/領域番号 |
17H03335
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高岡 昌輝 京都大学, 工学研究科, 教授 (80252485)
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研究分担者 |
塩田 憲司 京都大学, 工学研究科, 技術職員 (50536563)
大下 和徹 京都大学, 工学研究科, 准教授 (90346081)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | 水銀 / 活性炭 / 排ガス / 吸着 / 脱着 / 廃棄物 / ヨウ素 / 熱処理施設 / 吸脱着 / 環境運命 / 塩化第二水銀 / 下水汚泥焼却 / 挙動 |
研究成果の概要 |
本研究は活性炭に塩素、硫黄、ヨウ素化合物を添着し、排ガス中水銀除去能を向上させることを目指したもので、X線手法などを駆使して除去機構を明らかにした。また、活性炭上に固定された水銀の安定性についても、溶出試験や熱特性を調べることにより、評価するとともに固定形態の考察を行った。さらに、現場試験を実施して、実際の人為的水銀排出源における水銀挙動を明らかにするとともに、現場に活性炭系吸着材を適用し、その適用性について評価を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2017年8月に発効した「水銀に関する水俣条約」においては、国連環境計画(UNEP)において大気排出削減ための利用可能な最良の技術/最良の慣行(BAT/BEP)に関する知見や水銀廃棄物の環境上適正な管理が求められており、本成果は活性炭による吸着法とその安全な処分に関する根本的な科学的根拠に対する基礎的な知見となる。また、これまで知見の少なかったヨウ素化合物を添着した際の水銀除去機構を明らかにしたことの学術的意義は大きい。
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