研究課題/領域番号 |
17H03348
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 鹿島建設株式会社(技術研究所) |
研究代表者 |
鈴木 康嗣 鹿島建設株式会社(技術研究所), 都市防災・風環境グループ, 専任部長 (70416767)
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研究分担者 |
上野 嘉之 鹿島建設株式会社(技術研究所), 地球環境・バイオグループ, 上席研究員 (60416724)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 地盤工学 / 地盤改良 / 液状化 / 微生物 / 地震 / せん断波速度 |
研究成果の概要 |
全国の地盤から採取した微生物と,別途カルシウム源・栄養源を用い,濃度,養生期間・温度などが異なる条件下で要素実験を行い,砂の固化程度や固化に必要な時間等を確認すると共に,本手法を原位置地盤に適用するための最適な改良液と条件を把握した。 ウエルポイント工法を応用した手法で改良液を地中に注入するとともに別の地点から揚水し,原位置地盤に改良液を拡散・滞留させ,数m離れた注入地点と揚水地点の中間の地盤を改良可能であることを確認した。また,地盤改良前後の原位置地盤地表における常時微動測定結果の高振動数域のフーリエスペクトル比から改良範囲を推定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存構造物直下地盤の液状化対策は,曲がりボーリングで薬液を注入する高価な工法しか存在しない。本手法は,構造物の片側から安価な改良液を安価な手法で地中に注入し,反対側から地下水を揚水することで構造物直下に改良液を拡散・滞留させ,元々地中に存在する微生物の代謝を利用して砂地盤の液状化強度を高めるものであり,安価な工法である。本工法により,これまで高コストであきらめていた既存構造物直下地盤や周辺地盤の液状化対策が可能になる。
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