研究課題/領域番号 |
17H03400
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
複合材料・表界面工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
多田 英司 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (40302260)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
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キーワード | アノード反応 / 腐食生成物 / 大気腐食 / 電気化学特性 / 顕微ラマン分光分析 / 電気化学測定 / 表面処理 / 亜鉛めっき鋼板 / 電気化学 / 表面改質 |
研究成果の概要 |
本研究では,ZnおよびZn-Mg合金,Zn-Al-Mg合金を作製し,その電気化学特性および大気腐食特性について評価した.その結果,各合金のアノード反応には違いが見られないものの,特にAlとMgの複合添加によって腐食速度が減少することが示された.また,これらの合金について大気腐食環境において1年間の暴露試験を実施したところ,Znに比べZn-Mg合金,Zn-Al-Mg合金の方が耐食性に優れることが示された.ただ,表面の腐食生成物皮膜については明確な違いが見られなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,Zn系表面処理鋼板の耐食性向上に有効な添加元素であるといわれているMgやAlについて,その耐食性改善の原因について解明を目指したものである.そのため,細かく合金組成を変化させ,その電気化学特性や大気腐食特性を評価した.その結果,AlおよびMgの複合添加によって腐食速度が低下することが明らかになり,今後表面処理鋼板の耐食性向上に資する基礎データとなるといえる.
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