研究課題/領域番号 |
17H03445
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化工物性・移動操作・単位操作
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
二井 晋 鹿児島大学, 理工学域工学系, 教授 (90262865)
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研究分担者 |
水田 敬 鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (10336323)
五島 崇 鹿児島大学, 理工学域工学系, 助教 (90709560)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
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キーワード | 異相分離 / サブミクロン粒子 / 超音波 / 霧化 / 気泡 / ナノ粒子 / キャビテーション |
研究成果の概要 |
サブミクロン粒子懸濁液に超音波を照射して霧化すると、約100 nmの粒子径を持つ粒子が選択的に移る現象が報告者らによって発見された。この現象は液内での超音波キャビテーションに深く関与しており、生成する気泡の状態すなわち溶存気体濃度と適切な投入電力により分離の選択性と濃縮率が変化することを見出した。さらに超音波霧化が生じている状態でのキャビテーション強度を定量する手法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
液体への超音波で生成する霧を、液中から特定粒子を選択的に運ぶキャリアーとして用いる新発想に基づく分離現象の機構を解明することで、より精密かつ効率的な分離現象の制御が可能となり、学術的意義は高い。また社会的には、現在の工業的な課題であるサブミクロン粒子の混合物におけるサイズ選択分離に対して、簡単な操作で分離できる新たな解決法を提案するという大きい意義がある。
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