研究課題/領域番号 |
17H03579
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 東京女子医科大学 (2018-2019) 熊本大学 (2017) |
研究代表者 |
岩崎 正幸 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (70790913)
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研究分担者 |
山本 浩平 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (50451927)
大里 元美 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 特別招聘教授 (90314286)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2019年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 白血病幹細胞 / 15-PGDH / MEIS1 / HOX / MLL |
研究成果の概要 |
HOX関連白血病の白血病幹細胞におけるProstaglandin分解酵素15-PGDHの役割について検討した。我々は15-PGDHには、既知の癌抑制因子としての役割の他に腫瘍促進作用があることを見出した。さらに15-PGDHはMLL白血病の惹起と維持に必須であること、酵素活性非依存的に白血病幹細胞を制御していることを明らかにした。これらの成果は難治性造血器腫瘍の新たな分子標的療法を開発する基盤となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
15-PGDHは大腸癌や肺癌などの固形腫瘍においてがん抑制遺伝子として機能しているが、最近、15-PGDHはマウスモデルにおいて骨髄、大腸、肝臓の再生および修復に対し、負の働きをしていることが報告されて注目されている。本研究により、HOX関連白血病において15-PGDHは発症促進に働いており、他の腫瘍とは異なるメカニズムによって発がんに関与していることを見出した。これらの成果は、がんや再生医療における分子標的治療の開発を進める上で非常に意義があるものと思われる。
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