研究課題/領域番号 |
17H03684
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
笹井 紀明 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (80391960)
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研究分担者 |
西 晶子 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (50772422)
別所 康全 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (70261253)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 神経管 / シグナル因子 / ソニック・ヘッジホッグ / シグナルの経時的変化 / ニワトリ胚 / 前駆細胞 / シグナル活性 / 胚性幹細胞 / 中枢神経 / 神経発生 / パターン形成 / 量的比率 / 中枢神経系 / 増殖と分化 / フィードバック効果 / 細胞増殖 / エピゲノム |
研究成果の概要 |
個体のそれぞれの器官内には、多くの種類の細胞が一定の量(細胞数)とパターン(相対的位置関係)を持って存在している。これは胚発生時に現れる細胞の運命(細胞の多様化)と、前駆細胞の増殖(細胞数の増加)、そして分化するまでの時間の3つによってもたらされる。 本研究では、パターン形成を制御するシグナル因子の1つ、ソニック・ヘッジホッグのシグナル活性の経時的な変化と細胞分化について解析を行い、この経時的変化を制御する因子を同定した。また、領域特異的な細胞増殖の制御機構を明らかにする目的で、底板領域の低増殖性を制御するメカニズムを明らかにしたほか、神経幹細胞に発現する膜タンパク質の機能を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胚発生の器官発生において、様々なシグナル経路が存在することはこれまでも示されてきたが、各前駆細胞がどのようにこのシグナル因子に応答し、自身の性質を変化させるかについては不明な点が多かった。今回のプロジェクトによって、シグナル活性の経時的変化とその制御因子が明らかになったこと、また各細胞の増殖メカニズムが明らかになったことは、器官発生に関する基礎生物学的知見の蓄積ばかりでなく、再生医療に向けた基盤技術の開発、とりわけ幹細胞から作成する臓器のサイズ制御やスケーリング技術の開発に重要である。
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