研究課題/領域番号 |
17H03816
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 新潟工科大学 (2018-2019) 新潟大学 (2017) |
研究代表者 |
門脇 基二 新潟工科大学, 工学部, 教授 (90126029)
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研究分担者 |
久保田 真敏 新潟工科大学, 工学部, 准教授 (00595879)
藤村 忍 新潟大学, 自然科学系, 教授 (20282999)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2019年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
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キーワード | 米タンパク質 / 生活習慣病 / 肥満 / ミネラル・骨代謝異常 / アレルギー |
研究成果の概要 |
新たな米の健康機能性を発掘するため、米胚乳(REP)・米糠(RBP)タンパク質に注目し、以下の新規機能性について調べた。高脂肪食摂取のC57BL/6マウスを用いて、REPとRBPでともに肥満の抑制作用が認められた。また、慢性腎疾患におけるミネラル・骨代謝異常に対する影響を肥満2型糖尿病ZDFラットで調べた結果、特にRBPで優れた骨代謝異常の緩和効果が認められた。さらに、アレルギーに対する影響として、液性免疫の強いBALB/cマウスを用いてREPがTh1偏向誘導作用をもつこと、さらに血中総IgE濃度、抗原特異的IgE濃度を抑制することで抗アレルギー作用があることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
米は我が国で唯一の自給可能な穀物であり、長らく食料自給率の維持に貢献してきた。けれども、その消費量は近年、減少の一途を辿り、現在ではピーク時から半減している。そこで、米の魅力として、美味しさに加えて健康に対する機能性を新たに発掘することができれば、米に対する消費者の意識は大きく変わり、消費量の増加を期待することができる。これはすなわち、我が国の農業、そして食料自給率の改善に大きく寄与することは間違いない。
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