研究課題/領域番号 |
17H03893
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松田 怜 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (20547228)
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研究分担者 |
富士原 和宏 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (30211535)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 環境制御 / バイオ医薬品 / 植物工場 / 一過性遺伝子発現 / ベンサミアナタバコ / インフルエンザワクチン / ヘマグルチニン / 温室 / 人工光型植物工場 / 遺伝子発現 / 小胞体ストレス / 植物利用型有用タンパク質生産 / 二酸化炭素施用 / 農業工学 / 環境 / 植物 / バイオテクノロジー / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
一過性遺伝子発現法を用いた植物利用型有用タンパク質生産における,遺伝子導入前後の栽培環境条件の影響,および遺伝子導入後の気温が有用タンパク質生産量に及ぼす影響のメカニズムを明らかにすることを目的とした。遺伝子導入後の高PPFDおよび高CO2濃度がヘマグルチニン(HA)生産に必ずしも効果的ではないこと,および遺伝子導入前のPPFDおよび気温制御が遺伝子導入後のHA生産にとって重要であることが明らかとなった。また,遺伝子導入後に特定の気温条件で観察される葉のネクロシスに小胞体ストレスが関与することが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一過性遺伝子発現法を用いた植物利用型有用タンパク質生産において,遺伝子導入前後の環境制御の効果と,その効果の合理的解釈に関する知見が得られた。また,遺伝子発現の定量解析により,環境制御の効果をもたらす生理的メカニズムの一端が明らかになった。いずれも,実用的な植物利用型有用タンパク質生産において有用な知見となりうると考える。
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