研究課題/領域番号 |
17H03934
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
保坂 善真 鳥取大学, 農学部, 教授 (00337023)
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研究分担者 |
割田 克彦 鳥取大学, 農学部, 准教授 (40452669)
樋口 雅司 鳥取大学, 農学部, 講師 (70614791)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | ホルモン / 糖鎖 / エストロゲン / コンドロイチン硫酸 / chst / ヒアルロニダーゼ / 筋芽細胞 / 再生 / 筋組織の損傷と再生 / OVXマウス / 骨格筋組織 / エストロゲン受容体 / 筋組織の再生 / 筋分化 / 脂肪分化 / 増殖と再生 / 脂肪細胞 / 線維芽細胞 / 発達と再生 |
研究成果の概要 |
筋修復過程での組織学的解析やコンドロイチン硫酸(CS)の合成・分解関連酵素の解析から、CS が筋芽細胞の分化制御、筋芽細胞の分化ステージへの円滑な移行を促す因子であると考えられた。また、低エストロゲン(E2)状態での筋修復過程での組織解析と筋量回復について、卵巣除去(OVX)マウス、遺伝子改変マウスを用いて解析した。低E2状態で筋損傷が惹起されると組織の回復は遅延するが、OVXマウスにE2を追加的に投与することで組織が回復しやすくなること、また、筋再生への関与はE2受容体Esr2がEsr1よりも高いことが考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ホルモンと糖鎖に主眼をおき、筋組織の修復過程でのこれら因子の関与の解明と筋量の制御を試みた。損傷筋組織の回復には、女性ホルモン・エストロゲン(E2)が重要であり、その際、E2の受容体であるEsr2を介する機構が主に機能していると考えられた。また、組織学的解析や検索対象とした糖鎖(コンドロイチン硫酸(CS))の合成や分解に関連する酵素の解析から、CSの合成/分解関連酵素は、炎症時に多量に発現し、それらは、炎症性細胞によって産生されている可能性を示した。CSは体内で筋分化制御因子として機能しているのかもしれない。
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