研究課題/領域番号 |
17H04112
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
黒田 直敬 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 教授 (50234612)
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研究分担者 |
岸川 直哉 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 准教授 (90336181)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2019年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | キノン / キノン修飾体 / 活性酸素 / 化学発光 / 生体チオール / LC-MS/MS / 1,4-ナフトキノン / メナジオン / 化学発光検出 / 分析科学 / 生体分子 |
研究成果の概要 |
本研究では、キノン類の高感度かつ選択的な化学発光反応に基づくキノンとその修飾体の解析法を確立し、それらの種類や存在を解明するとともに、生体影響の評価を行った。生体成分が酸化されて生じるキノンや生体成分とキノンとの反応で生じるキノン修飾体を合成して、化学発光法に基づく活性酸素発生能を評価した。その結果、キノンに加えてキノン修飾体が強い活性酸素発生能を有するという結果となった。さらに、実際にキノンの一種であるメナジオンを投与したラットの血液からは、メナジオンと生体チオールが反応して生じる修飾体の存在が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究での検討によって、キノンと生体成分との反応により生成するキノン修飾体や生体成分の酸化により生じるキノンは、元の化合物より活性酸素発生能が上昇していることが示され、酸化ストレス量を増加させる恐れがあることが示唆された。さらに、キノン類を生体に投与した場合、確実にその修飾体が生成することが確認された。本研究で得られた成果は、キノン修飾体をバイオマーカーとする酸化ストレス関連疾患の早期診断法につながると考えられる。
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