研究課題/領域番号 |
17H04155
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 大阪大学 (2019-2021) 国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2017-2018) |
研究代表者 |
林 真一郎 大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授 (20396740)
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研究分担者 |
伊藤 義晃 東京医科歯科大学, 統合研究機構, 助教 (50511044)
里 直行 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 認知症先進医療開発センター, 副センター長 (70372612)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 血管内皮 / Non-coding RNA / 高血圧 / 認知症 / Non-Coding RNA |
研究成果の概要 |
本研究は、高血圧と認知症の病態連関の鍵となる、血管内皮細胞由来の非翻訳性Non-Coding RNA(ncRNA)を明らかにし、その中から認知症の進展予防に有効なncRNAを選定することで、早期病態診断方法や分子治療薬の創出につなげることを目的とする。 培養細胞実験から得られた結果と、モデル動物実験での結果から、候補分子となるncRNAの絞り込みを行い、さらにバイオバンク検体のDatabaseとの相互解析を進めている。これら実験系の解析から、共通の発現変化を示し、アルツハイマー病の進展予防が期待されるncRNAを複数確認できた。 認知症や高血圧の新しい分子治療薬創出につながる手がかりを得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症は、生活習慣病とともに増加傾向にあり、社会国民に重大な影響を与えている。そのため、新しい治療方法や早期診断方法の開発は健康長寿社会の実現ために急務となっている。 本研究で明らかになった、血管内皮細胞由来のNon-Coding RNA(ncRNA)を手がかりに、認知症の分子治療薬や早期病態診断方法の開発、さらには生活習慣病、脳心血管病、癌などの新しい治療薬開発につながることが期待される。 選定されたncRNAは、細胞内リサイクリングシステムに関与するものもあり、新たな細胞機能制御のメカニズム発見も期待される。
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