研究課題/領域番号 |
17H04183
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊藤 功朗 京都大学, 医学研究科, 講師 (40447975)
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研究分担者 |
オケヨ ケネディオモンディ 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 講師 (10634652)
小寺 秀俊 国立研究開発法人理化学研究所, 科技ハブ産連本部, 本部長 (20252471)
鷲津 正夫 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (10201162)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 未分化細胞 / メッシュシート / 気液界面培養 / 培養 / 肺胞上皮 / iPS細胞 / 組織幹細胞 / マイクロメッシュ / マイクロ流体デバイス / 肺胞上皮細胞 / 血管内皮細胞 / メッシュ / 二層構造 / 再生医学 / ナノバイオ / 発生・分化 / 内科 / マイクロ・デバイス / マイクロ・ナノデバイス |
研究成果の概要 |
マウスの初代上皮細胞を用いた肺胞上皮のin vitroモデル作成を行った。マウス肺から上皮細胞を単離した。フィーダー細胞株と共培養し、ヒト細胞における治験と同様に倍加時間が約2.7日の高効率増殖を確認し、不可逆性の不死化(腫瘍化)ではなく培養条件による可逆性の増殖亢進であると考えられた。マウス肺の初代上皮細胞のシート形成は得られなかった。マトリゲル溶液を真空乾燥させることにより約5マイクロ・メートルの均一な薄膜を作ることに成功し、これを培養基質として十分な強度へと発展させた。この上にマウス肺上皮細胞の気液界面培養を行い、細胞シートの統合性が維持されていることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
機能的な気道上皮細胞シートの開発につながり,気管欠損患者に対する細胞移植への応用展開が期待できる。また,本システムは稀少疾患(例えば原発性繊毛運動不全症)のみならず様々なcommon diseaseの病態研究(例えば後天性気管支拡張症)の病態を模倣することができるため,これらの疾患病理学的な研究のほか,薬剤スクリーニングに応用することができる可能性がある。
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