研究課題/領域番号 |
17H04291
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
池田 義 京都大学, 医学研究科, 准教授 (40281092)
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研究分担者 |
湊谷 謙司 京都大学, 医学研究科, 教授 (20393241)
岸田 晶夫 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (60224929)
升本 英利 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 上級研究員 (70645754)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 血管再生 / iPS細胞 / 移植・再生医療 / 循環器・高血圧 / 再生医学 / バイオテクノロジー / 細胞・組織 / 再生医療 / 脱細胞グラフト / ヒトiPS細胞 |
研究成果の概要 |
本研究において我々は、異種動物由来の脱細胞化ゼノグラフト血管組織を作製し、そこにヒト iPS 細胞由来の高純度血管細胞を播種することにより in vitro での再生血管を作製する方法を開発することにより、広い臨床応用を目指した自己成長型の血管グラフトの開発を目的とした。本研究で我々は高純度のヒトiPS細胞からの血管内皮細胞純化方法を確立した。また脱細胞異種血管組織にこのヒトiPS細胞由来血管内皮細胞を播種することにより効率よく再細胞化する方法を見出した。また、異種動物移植モデルにより、脱細胞化ゼノグラフトが宿主血管において再細胞化しうることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後増加が予想される虚血性心疾患および下肢虚血性疾患に対する外科的バイパス手術における小口径バイパスグラフトは医療材料として今後ますます重要性が増すものと思われる。本研究成果は動物由来の脱細胞組織に対してヒトiPS細胞由来の血管細胞を播種・再細胞化することによる、いわゆる「ヒト化」血管グラフトを量的制限なく供給しうるための基礎研究的基盤を与えるものであり、医療経済を含む社会的な意義が高いものと考えられる。
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